本当は満月ですよ!
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2021年11月19日、SR125で部分月食を見に行きました。
わざわざバイクで出掛けた理由はただ一つ!
月食とのバイク写真撮影が目的であります。
結果的に写真はすべて失敗に終わりましたが、証拠写真程度にはなったかな。
再び月とのバイク写真撮影の機会があることを願い、当日の状況などを書き留めてみました。
迷った末に出発
雲が多くても夕空は美しかった
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当日は雲が多く、ぎりぎりまで出掛けるか否かを迷っていました。
月が見えるのが16時30分頃で、最大の「ほぼ皆既月食」が18時頃だったかな。
日の入りも16時30分過ぎなので、手持ちのカメラでは日没から30分くらいが写真撮影の限界かと思い。
快晴だったら午後から出掛けるつもりでしたが、当日はずっと曇り空。
勝負の30分に月が見えるかの確信はなく、暗くなってからのバイク乗車は慣れていなくて不安です。
加えて、帰宅して夕飯準備もしなければならないので「ほぼ皆既月食」の18時まで待ってはいられません。
一旦はコンタクトを外し、バイク乗車を諦めました。
でも、天気予報サイトの皆既月食情報では「静岡県は確実に見える!」との予報だったため、行かずに後悔するより行って後悔する方が良かれと思い、ダメもとで16時過ぎに出発した次第であります。
走りだすと、雲が多かったけど夕暮れ空のグラデーションが美しく、やっぱりもっと早く出掛けるべきだと思いました。
場所探しと薄雲に苦戦
17時30分頃の部分月食
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案の定、薄雲のおかげで月は見えたり見なかったりでした。
場所は、東の空が見渡せる小高い位置にある茶畑を選びました。
バイクと一緒に写真撮影が出来そうな場所を探しているうちに、勝負の30分の半分が消費され。。。
なんとか場所を見つけたものの、月は雲で隠れており、見えたのは17時過ぎだったかな。
それでも今回良かったと思えたのは、月が見え始めた時点で既に月食が始まっていたことです。
「ほぼ皆既月食」まで待っている時間的余裕はありませんが、17時前後でも満月が三日月になっているのは神秘的でありました。
約1年ぶりの多重露出
タンクに月食を写しこむ
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月食とのバイク写真は、多重露出で挑みました。
多重露出での月とのバイク写真撮影は、以下の記事でも紹介済みです。
上記とほぼ同じような感じで挑みましたが、月が出てきた時には既に周囲は暗く、暗いぼやぼや写真が精一杯でした。
様々な恐怖が入り交じったバイク写真撮影
満月っぽいけど三日月です!
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セルフポートレートはもっと引いて撮りたかったのですが、道幅が狭く、片側は崖だったので無理でした。
さすがに夕刻になれば、農作業をする軽トラも通らないと思い、三脚を出して写真撮影を急いで済ませようとしていたら、どこからか表現しがたい喘ぎ声のような音が迫ってきました。
音の正体は、本気モードでランニングする男性の息遣いでした。
本気走りしているから、形相も鬼気迫るものがありました。
「あひぃー! あひぃー!」と叫び、こちらに向かってきた時は、驚いて体が固まってしまいました。
でも姿がはっきり見えた時、本気で走るランニング中のおじさんだと分かったため、お辞儀をして挨拶をしました。(声は出なかった)
きっとランニングおじさんも、私の存在に驚いたと思います。
通過する際に挨拶したと思われますが、本気走り中と驚きで言葉を嚙んでしまったのかな。
「あひぃぴゃらぎぃー!」と言葉にならない叫びをあげて通過していきました。
喘ぎ声も怖かったけど、すれ違う瞬間も別の意味で怖かったです。
ここ最近、本気モードのランニング男性の息遣いに驚かされることが続いたため、車の通過しない小道に激しい息遣いが潜んでいる可能性があることを書き留めてみました。
おわりに
やはり、夜のバイク乗車は怖いです。
日が落ちると暗くなるのが本当に早く、暗い場所での写真撮影もカメラのスイッチ類が見えなくて不便でありました。
真っ暗で誰もいない茶畑は恐ろしく、ずっとバイクのエンジンは付けたままでありました。
次は明るいうちに走ろう!と強く感じた次第であります。