2016年9月、SR125と運命の出会いを果たした1週間後、バイク屋さんへビラーゴ250の買取の件で伺ったつもりがSR125の見積り話にすり替えられ、思わずかつてのキムタクの如く「ちょ待てよ!」と店員さんの話を一旦封じ。
したらば後ろに控えていた店長が、ビラーゴ250の今後かつ買取価格について対応してくれたのですが、説明後になぜか私のバイク生活における指導が始まりました。
それは私が中学生だった頃、今後の部活への取り組みを顧問に個別指導された時を思い出させるものでした。
顧問「おまえ、部活辞めたいのか?」
私 「(不貞腐れて) はい。。。」
顧問「せっかくここまで続けてきたから、もう少し頑張ってみたらどうだ。」
中学校生活におけるありがちな光景ですが、「部活」を「バイク」にすり替える事で、一部の会話が店長とかぶりました。
最初は「なぜこの人にここまで言われるのか。。。」なんて思いつつも、「さすがバイク屋の店長、こんな販売方法もあるのね!」なんて感心したり。
店長の会話を要約すると、バイクに乗らない期間が長くなるほど次の乗車が億劫になってしまうという事でした。
大袈裟に言うと「このままバイクを辞めていいのか? 2度と戻れなくなるぞ!」なんて感じでしょうか。
前回、幻とも言えるSR125の存在に興奮し、思わず色々と聞いてしまったおかげで店員さんをその気にさせてしまった事を反省し、この日は冷静さを装ってSR125を再チェック。
OLYMPUS E-PL6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ /
先週まで店内2階のいちばん端っこにひっそり鎮座していたのですが、店先まで移動されてエンジン音を聞かせてくれたり、写真も撮らせてもらえました。
舐めるような視線かつ、お前が欲しくてたまらない。。。的なオーラを炸裂させつつも、この日は保留という返事で帰宅致しました。
ちなみに中学生時代の部活顧問とのやり取りには、続きがあった事も思い出しました。
個別指導の数日後、顧問を猛烈に激怒させた私は部員全員の前で「お前なんか辞めちまえ!お前の顔なんか見たくもねぇ!」と散々怒鳴られ、それでも顧問の怒りは収まらず、仕方ないから部活途中に帰宅せざるを得ない状況でありました。
自分が何をやらかしたのかはどうにも思い出せないのですが、帰宅した当日は普段見れないテレビが視聴出来て、とても優雅なひと時だった事は覚えております。
そんな事を思い出してしまったものだから、SR125の購入決意を伝えるためにバイク屋さんへ再び向かう前は、店長に激怒されるかも。。。という根拠の無い不安に襲われたのでありました。
<つづく>