2018年5月11日、SR125で大好きな茶畑に行ってみました。
風邪をひいたり、家の片付けや雨降りが重なって乗車タイミングを逃しっぱなしだったので、すきま時間を見つけて何とか乗ってやりました。
OLYMPUS E-M5 / BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye) / ポップアート
テーマは茶畑の新緑!
ひと月以上ぶりのバイク乗車だったので、いつものように走行中に感じる季節の移ろいを楽しんでいたのですが、写真を撮りたいと思えるポイントがこの日は見つからず。
茶畑の新芽は既に刈られているし、この日走った辺りは田植えにはまだ早い時期でありました。
もっと遠くへ行けば写真を撮りたくなるような場所はあるかもですが、時間がなくて諦めようと思っていたところ、山道のカーブ途中に小道を発見。
気になったのでUターンして入り込んだところ、新緑の茶畑が広がる風景が広がっておりました。
OLYMPUS E-PL6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R / ポップアート
人も車の通りもほとんど無さそうな小道だったので写真を撮るには最適かと思い、茶畑の広がる風景をどうやって収めようかとバイクを停めて周辺をウロチョロしていたところ、SR125の隣りにお茶農家さんの軽トラが止まっており。
ディスられるバイク?
2017年9月の時みたいにSR125が通せんぼしているものだと思いこみ、猛ダッシュで戻り「バイク邪魔?」って聞いたら、珍しさで見入っていただけとの事。
興味深げに眺める視線、SR125についての様々な質問攻撃は2018年3月の時とほぼ同様な流れで、さんざん観察しておきながら最後は「(排気量的に)中途半端だ!」の一言で完結。
ちなみに3月は「俺が50年前に乗っていたバイクの方がハイカラだった!」でしたが、今回の「中途半端なバイクだ!」を含め、これらはSR125がディスられるという表現に当てはまるのだろうかと感じたり。
2度も続くと他人から見たSR125に対しての率直な感想というものが面白く思え、次はどんなダメ出しを言われるかが楽しみとなり。
「バイクの良さって何だと思う?」
ちなみにお茶農家さんとは思いのほか長話をしてしまい、最後に投げかけられた上記の哲学的な質問には即答できずに唸ってしまい。
勝手な想像ですが、バイク雑誌の対談コーナーなんかに出てきそうなテーマに加え、地味で現実的な生活を送っている自分には永遠に話すことはないと思える質問を唐突に投げかけられ、新緑を楽しんでいた脳内が一瞬にしてモノクロに切り替わるほどでありました。
OLYMPUS E-M5 / BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye) / ドラマチックトーンⅡ
お茶農家さんは私の口から発せられる一言をぢっと待っているかのように黙っていましたが、どうにも一言で返答できず「たくさんありすぎて答えられないよ!」と降参したところ。。。
「ふっ、一人さ!」
と言い放ち、茶畑の中へ消えて行きました。
お茶農家さんの答えを聞いて「なるほどね~!」と納得してしまった自分ですが、まさかの哲学的な質問に備え、もっと読書をしていればもう少し気の利いた言葉が出たかもしれない。。。と感じた次第であります。
<つづく>