2017年9月下旬、SR125で彼岸花を見に行った前回の続きです。
SCENE X
あなたは小道をバイクで前進しようとしています。
目の前に車が向かって来ました。
この時、あなたは何に注意しますか?
いきなりですが、「JAF Mate」の危険予知トレーニング風に書いてみました。
「冴えんなぁ。。。」と写真確認に夢中になっていたところ、いつの間にか目の前に軽トラが居て思いっきり通せんぼをしておりました。
小道沿いの田んぼは稲が刈り取られ、誰も来ないと思って油断していたので非常に焦ってしまい、咄嗟にバイクに跨った状態で地面を蹴りながら後退したのですが、小道の入口が緩やかな坂道で私の脚力ではどうしても上ることが出来ませんでした。
OLYMPUS E-PL6 / SIGMA 30mm F2.8 DN /
だったらバイクから降りて引いて歩けばと思ったのですが、恥ずかしながら元々取り回しが苦手な上に125ccのバイクすら重さを感じるほど体力が低下しているのが現状です。
どうしても傾斜に遮られてしまうので、かなり厳しいけどバイクの向きを変えて小道から出るしかないのか?。。。と思った時、軽トラのおばさんがクラクションをピッと鳴らすと見事なハンドルさばきで小道を後退。
それもバッグギアでアクセルをベタ踏みしていると思われる高速で、あっという間に小道を抜けていきました。
きっと、急いでいたと思われます。
近道しようと小道に入り込んだものの、バイクに通せんぼされて却って遠回りになってしまい、きっと気分を害したに違いありません。
小道を抜け、田んぼをぐるっと回って自分がいる近くの道路まで来た時、「こいつ、通せんぼしやがって!」的な視線が痛く感じ。
とりあえず申し訳ない気持ちに加え、カーブのある小道を華麗に後退していったおばさんの運転技術に感心してしまい、高貴な方を見送る人みたいに最敬礼したところ、おばさんは笑って通り過ぎて行きました。
実際は体が硬いので敬礼レベルだったかもですが、笑ってくれたので許してもらえたかな。。。?と勝手に解釈。
今後、小道に入る際は長居は禁物、写真を撮ったらさっさと撤退しようと感じた次第であります。
同じおばさんでも、乗り物の扱いに関しては軽トラの圧勝でした。
軽トラの後退が本当に見事だったので自分の後退がすごく無様に思え、この日は稲刈り前の小道も行く予定でしたが、気分が萎えて真っ直ぐに帰宅いたしました。