2019年3月27日、春らしい景色を求めてSR125で出掛けたものの、思うようにバイク写真が撮れなかった前回の続きです。
赤い葉が印象的な桜
周囲のソメイヨシノはまだ開花していない木が多く、早咲きの桜は散り始めで桜を見るには少々タイミングが悪かったのですが、期待せずに入り込んだ山道では辛うじて桜の花が残っておりました。
赤い葉が印象的な桜で、お花が散り始めていたことで尚更赤い葉が目立ち、桜を見ているけど紅葉も見ているような不思議さがありました。
安息地とも言える桜咲く山道
この日は、バイク写真目当てで向かった先々で撤退を強いられるパターンが続いておりました。
この山道に来る直前も、小さな川沿いに咲く桜を発見。
バイク写真を撮るにはSR125を引いて歩道に入るしか手段がなく、どうしようか迷っていたところ、前方より散歩中の男性が向かってきたので川沿いの桜も断念。
やっと誰にも邪魔されず山の桜を独り占めに近い状態で満喫していたところ、先ほど川沿いを散歩していた男性がやって来ました。
冒頭の写真はその瞬間を捉えたものですが、2車線の山道にも関わらず車の通りがほとんどない事からして、男性にとってはいつもの散歩道だったのかもしれません。
バイク写真を撮りたい私にとって、人と車の通りがほとんどない事は非常に重要で、こんな素敵な場所なら真っ先にこの山道に来れば良かったと激しく後悔。
無駄に動いていた時間が多かった分、ようやくこの日の安息地を見つけたような達成感すら覚え、心置きなく写真撮影も楽しむことが出来ました。
わざわざ桜の名所に出向かなくとも、小さめバイクで自分だけの安息地を見つけるのが今の自分には何よりの癒しとパワーチャージになっております。
寝そべり花見の勧め
ぢつは親知らず抜歯後、噛み合わせが少々おかしくなって舌の同じ場所を噛んでしまう状態が2週間ほど続きました。
噛んでしまうのは主に食事中がほとんどでしたが、喋っている最中や些細な動きでも噛んでしまう事もあり、旦那に何気なく伝えたら「バイク乗車中も噛んじゃうかもね!」なんて言われたものだから、「充分有り得るかも知れない!」と本気で感じ、バイク乗車も何となく躊躇してしまい。
一刻も早く歯医者に行きたかったのですが、歯科医の院長が体調を崩して診察できない状態だったので我慢するしかなく。。。
最初に噛んでしまった時の痛みと、再び噛んでしまう恐怖心でバイク乗車して気分転換を図る気分にもなれず、次第に精神面にも悪影響が出てしまい。
最終的には前車ビラーゴを所有していた時のように、なんだかんだ理由を付けてバイク乗車から遠ざかるような兆候が出たり、今まで楽しんでいた趣味のバイク写真に虚しさを覚えたり、壊れかけたカメラでの撮影にも嫌気がさしたりと、今まで感じたことのなかったネガティブな感情が湧き上がり。
ただ幸いにも歯科医での治療が終わったと同時に舌を噛んでしまう事もなくなり、バイク乗車熱は直ぐに復活。
誰もいないのを良いことにバイクの隣りに寝そべって散りゆく山桜を鑑賞したら、開放的で桜もキレイで思いのほか気持ちが良く、もっとたくさんバイク乗車をしたい気分が高まりました。
25年以上変わらない、気が向いた時に近場をサクッとバイク乗車するというスタイルは、私にとってはかなり有効なガス抜きであることに改めて気付かされた次第であります。
童心に返っての寝そべりお花見は、多少汚れても良いような格好をしているバイク乗車時にはちょうど良く、次回はソメイヨシノの下で試したいと思いました。
ただ安全な場所を探す事から始めなければならないので、運任せとなりそうです。