茶畑に佇む笹間渡発電所跡
SR125で川根の家山まで出掛けた際、地元のパラグライダー乗りのYU氏(仮名)にランディング場の見学をお勧めされました。(下は関連記事)
今回は、パラグライダーを見学する気満々で向かったにも関わらず、途中の山道で見かけた笹間渡発電所跡が猛烈に気になり、なんとか写真撮影したレポートとなります。
おまけとして、抜里のカニも書き留めてみました。
まずは笹間渡発電所跡から!
茶畑の中の発電所跡
斜め方向からの遠景
笹間渡発電所は、現在は稼働していない発電所跡となります。
周辺の茶畑も放置されている印象で、独特の雰囲気を放っておりました。
ジャンルとしては廃墟かもしれないけど、個人的には産業遺産という表現の方が好きです。
笹間渡発電所跡を見て最初に思ったことは、「どうやって行くの?」という素朴な疑問。
発電所跡の周辺に道はなさそうだし、自分が見ている国道473側は急峻な地形で大井川にも阻まれています。
望遠レンズも持参しておらず、「少しでも近くでぢっくり見たい!」という気持ちが沸き上がりました。
笹間渡発電所
大井川の水量は少なかった
所在地:〒428-0101 静岡県島田市川根町笹間渡
鵜山森林公園の駐車場にて
山道同様、誰もおらず寂しい場所だった
公園までの道のりは険しそう
公園の案内図
笹間渡発電所跡の写真を撮りたく思い、途中にあった鵜山森林公園の駐車場にて停車。
階段があったので、下れば発電所を見られるかと期待しましたが、誰もいない鬱蒼とした状況と急峻な地形から一目で断念。
パラグライダーを見学しようと走ってきましたが、もともと早く帰る予定だったこと、狭くて暗い山道を帰りも通過することに怖気づき、公園の駐車場で引き返すことにしました。
YU氏は「ちょっとした山道だよ」と言ったけど、私にはハードな環境でありました。
快晴の昼間なのに、暗くて狭くて誰もいない山道は走っていると不安になる。。。
せっかく教えてくれたYU氏に心の中でわびを入れ、笹間渡発電所跡の写真が撮れそうなポイントを探しながら戻ります。
山道にて
バイクを停車できるスペースを見つけ、発電所跡が撮れそうな場所まで歩いて行きました。
交通量が圧倒的に少ない山道でしたが、道幅は狭く車が通過すると危険なため、ゆっくり眺めて撮影することはできませんでした。
車が遠くから近づいてくると、「ごぉぉぉ。。。」と周辺が響くような音がするので、それが撤退の合図かな。
とりあえず発電所跡の写真が撮れたので、最後に自撮りをして帰りました。
ちなみに笹間渡発電所跡へのアクセスを帰宅後に調べたところ、前述の鵜山森林公園から徒歩で大井川を渡るという命がけ?なものでありました。
抜里のカニ
暗くて狭い山道から抜里の集落に入ったところ、茶畑の中にカニがいました。
民家のお庭なのかな。。。?
行きは気付かなかったので、唐突に表れた巨大なカニの存在ははっとするものがありました。
たぶん、「無人駅の芸術祭」で使われたアート作品かと思われます。
2021年、抜里駅周辺の展示作品をバイクで見に行きました。
「無人駅の芸術祭」は、毎年2月から3月にかけて開催されており、2022年は少ししか見られなかったので、2023年は出掛けられたらと思っております。(花粉症シーズンと重なるところが悩ましく)
おわりに
SR125とカニ
笹間渡発電所跡は遠くから眺めるのが精一杯でしたが、抜里のカニは近くで見ることができました。
以上、川根ツーリング中に見かけた、茶畑の中の発電所跡とカニのレポートでした。