北海道旅行記

北海道☆空知の炭鉱遺産めぐり➄【夕張市石炭博物館】

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夕張市石炭博物館の立坑櫓

2019年8月中旬、4泊5日で北海道空知地方の炭鉱遺産めぐりをした5日目の旅行記となります。

旅行最終日の炭鉱遺産めぐりは、夕張市石炭博物館とシューパロ湖を見学。

当初は1つの記事にまとめる予定でしたが、長くなってしまったので今回は夕張市石炭博物館について書き留めてみました。

前日に見学した幌内炭鉱の続きとなります。

炭鉱遺産めぐり5日目のルート

北海道旅行5日目のルートは以下の通りです。

A:ログホテル ザ・メープルロッジ
B:夕張市石炭博物館
C:シューパロ湖
D:札幌丘珠空港

Aは宿泊先、B、Cは立ち寄った場所で、Dより静岡に帰ります。

当日まで岩見沢駅周辺か夕張市へ行くか迷っていましたが、距離的にはさほど変わらない気がして夕張市を目指すことにしました。

ナビ設定で表示された万字峠
ナビに表示された万字峠

宿泊先のメープルロッジから夕張市石炭博物館へ向かう山道が心配でしたが、センターラインのある道だったので、対向車が来てもすれ違い困難という心配はありませんでした。

万字覆道 万字覆道
道道38 夕張市へ入って見えた崖

すごく険しい道を想像していたのでホッとしましたが、道幅はあってもクネクネした道なので油断は禁物です。

以下、夕張市石炭博物館を見学した感想と見どころです。

B:夕張市石炭博物館

模擬坑道と出口付近

進発の像と抗口 進発の像と抗口
夕張市石炭博物館 模擬坑道出口 模擬坑道出口

最大の見どころとも言える模擬坑道が、2019年4月の火災で見学不可なのが残念でした。

それに伴い、模擬坑道出口付近も近寄ることが出来ず、離れた場所から写真を撮るのが精一杯でした。

個人的にはただただ再開を祈ると同時に、ガイドツアーで耳にした坑内の危険度を改めて思い知らされた気がしました。博物館では模擬坑道と言われてますが、見学が可能な本物の坑道です。

炭鉱用語の書道体験

書道体験 発破

博物館の見学前に、夏休み特別企画の書道体験に参加してみました。

ルールは気に入った炭鉱用語や抗口名を筆で書くというシンプルなものです。

利用した炭鉱用語集
夕張市石炭博物館の炭鉱用語集

炭鉱遺産見学の初心者である私にとって、炭鉱用語集はたいへん興味深く、館内スタッフに用語集について尋ねたところ、運良くコピーがあったようでいただくことが出来ました。(欲しい事を伝えたら「本気でこれが欲しいのか!?」みたいなビックリ反応をされました(笑))

夕張市石炭博物館では過去に炭鉱で働いていたスタッフがおり、その方の知識をもとに用語集が作られているようです。

炭鉱での労働経験がないスタッフからすると、何回聞いても用語の理解が難しいものもあるとのこと。

きっとまだ掲載されていない用語がたくさんありそうなのと、個人的にはさらなる用語が加わった炭鉱用語集を期待したいところです。

炭鉱遺産見学に当たり、炭鉱用語がわからないと説明文を読んでも理解できないので、自分のような初心者には貴重な資料でありました。今回の記事を書く際にも改めて活用させてもらいました。

ちなみに墨で書いた炭鉱用語は館内に展示されます。

既に書き終えたものを見ると、「採炭」あたりが人気でした。

「発破」も炭鉱用語としてはメジャーなので何枚か見かけしました。

普段見慣れない用語なので、墨で書かれていると独特の雰囲気が出て興味深かったです。

書道体験後は、館内の常設展示を見学。
夕張市石炭博物館

炭鉱から観光へシフトした夕張の繁栄と破綻の歴史等が紹介されております。館内は綺麗で人も少なかったので、写真も撮らずに見入ってしまいました。

地下展示室の見学

常設展示を見学後は、エレベーターに乗って地下展示室に移動。

地下展示室は長いトンネルのようで、採炭の様子をマネキンで再現したエリア・鉱山機械エリアと繋がっております。

地下なのでヒンヤリしており、寒がりの私にとっては冷えを堪えながらの見学となりました。

採炭機械の実演

夕張市石炭博物館 ドラムカッターの実演
オレンジ色の機械がドラムカッター

地下展示室の最大の見どころとも言えるドラムカッターの運転が、1時間毎に実演されておりました。

「ガタガタッ」「キュイ~ン」「タンタンタンタン、タンタンタンタン。。。」

電気が点灯すると、「ウィ~ン」とドラムカッターがグルグル回り始めました。

夕張市石炭博物館 ドラムカッターの実演

連動して、右手に伸びた巨大な機械も先端が動いてました。こっちもドラムカッターかな。大きくて長くて先端は遠かった!

動画も撮ったけど操作に慣れておらず、途中で画面が横になって見辛いので簡単な文章で表現しました。残念!

ドラムカッター以外にも鉱山機械や器具が色々とありましたが、寒さが気になってあまり見学できませんでした。

冷え性だけど、ぢっくり見学したい方は、夏場は羽織るものを持参したほうが良さそうです。

地下展示室のマネキンたち

夕張市石炭博物館のマネキン 炭鉱初期の作業風景
夕張市石炭博物館のマネキン さく岩機を使う掘進夫

寒さを堪えての見学となった理由に、マネキンの全てを写真に収めていたことが挙げられます。

サクッと見学するつもりでしたが、一体一体味があるというか写欲を駆り立てられるものがあり、わざわざ戻って格好良く撮ることに夢中になってしまいました。

全てを掲載するには枚数が多いので、書道体験で書いた「発破」をテーマにしたマネキンたちを少し紹介。

実際の発破シーンの再現は難しいので、ダイナマイトを仕掛ける穴あけシーンが多いです。

夕張市石炭博物館のマネキン エアーオーガーを使う採炭夫
夕張市石炭博物館のマネキン 火薬を装てんする発破係員

子供の頃、漫画で見たような発破器は博物館に展示されていました。

自転車の空気入れを思わせるT型のハンドルみたいなのが特徴で、確かに実在していたことが確認できました。(写真撮り忘れ残念。。。!)

美味しかった石炭カステラ

石炭カステラ 石炭カステラ
石炭カステラ中身 石炭カステラ中身

博物館1階で購入した、阿部菓子舗の「石炭カステラ」が美味でした。

見た目は真っ黒でびっくりしちゃいますが、しっとりとした食感が最高でした。

館内では2つしかなかったので買い占める形になりましたが、欲を言えば箱買いしたいくらい気に入りました。

石炭カステラと途中で寄ったセイコーマートで軽食を済ませたら、最後の目的地シューパロ湖へ向かいます。

夕張市石炭博物館は2時間半くらいの見学でした。

<つづく>

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