2019年8月中旬、4泊5日で北海道空知地方の炭鉱遺産めぐりをした5日目の旅行記となります。
この日は旅行最終日ということで、レンタカーを返却して夕方の飛行機に搭乗するため、限られた時間でのシューパロ湖見学となりました。
午前中に見学した夕張市石炭博物館の続きとなります。
炭鉱遺産めぐり5日目のルート
北海道旅行5日目のルートは以下の通りです。
A:ログホテル ザ・メープルロッジ
B:夕張市石炭博物館
C:シューパロ湖
D:札幌丘珠空港
Aは宿泊先、B、Cは立ち寄った場所で、Dより静岡に帰ります。今回はC:シューパロ湖での記事となります。
夕張市石炭博物館で買った石炭カステラだけでは腹が満たされず、途中でセイコーマートに立ち寄り昼食を済ませたら、最後の目的地シューパロ湖へ向かいます。
空き店舗などが目立つ、ちょっと寂しげな道を進みます。
途中に三菱大夕張鉄道保存車両が見えましたが、時間がなくてそのままスルー。ラッセル車「キ1」のようで、正面や斜め方向から写真を撮れなかったのが残念です。
トンネルを抜けると、ビューポイントらしき駐車場を見つけたので、とりあえず停車して初シューパロ湖見学となりました。
C:シューパロ湖にて
ビューポイント①にて
雲に覆われた夕張岳
シューパロ湖は、三菱大夕張炭鉱で栄えた街が水没したダム湖であります。今まで見学した炭鉱遺産とは異なり、立坑櫓や鉱山機械があるわけではありません。
遠くに見える夕張山地と水面を飾る枯れ木が印象的で、ずっと眺めていても飽きない静かで広大な空間が広がっていました。
シューパロ湖にたどり着くまでの道や風景も独特で、湖の雰囲気同様、自分のへっぽこ文章では表現できかねる世界でありました。
時間に余裕があったので、もう少し先にも行ってみました。
左端が452号
ビューポイント➁にて
水に沈んだ道路
道路と水の境が目に留まり、暫く眺めておりました。
水に沈みかけた斜めの部分が、漁港の船揚場を連想させます。
子供の頃、父と兄と釣りに行った際、海水目当てで船揚場に近寄ったら、斜面が滑りやすくなっていてそのままスーッと海に引き込まれそうになりました。
すぐに自力で後退したので一瞬だったと思いますが、靴底がエスカレーターに乗っているように海へ向かって滑っていく静かな恐怖は、未だに似たようなシチュエーションを見ると思い出してしまいます。
シューパロ湖の沈みかけた道路を見ていると、もっと近くで見たかったり、子供の頃と同じく境い目ギリギリに立ってみたい。。。なんて思ったりもしましたが、過去の怖い経験を思い出すと遠目に眺めているのが良さそうかと感じたりで、今回のシューパロ湖見学では沈みかけた道路ばかりを写真に撮っていました。
水に沈んだ旧白銀橋
橋のアーチ部が水面から出てました。
こちらは水に沈んだ道路のように陸と水の境界がないせいか、道路ほど見入ることは無かったですが、なかなかインパクトある神秘的な風景でありました。
アーチの上に立ってみたい。。。なんて思ってしまうのは自分だけ。。。?
新白銀橋を渡ってみた
ビューポイント➁から見えた、赤茶けたアーチ橋が気になったので行ってみました。
沈んだ旧白銀橋は渡れませんが、新白銀橋なら渡れます!
車で通過するには道幅が狭かったです。途中に退避スペースが設けられておりますが、対向車が来たら緊張する!
でもシューパロ湖自体にあまり観光客がいなかったので、新白銀橋を渡る車もほとんどいませんでした。
橋を渡った先は林道で、先へ進む時間的余裕も心の余裕もなかったので、ちょこっと写真を撮って引き返しました。
トンネルと最初に立ち寄ったビューポイントが見えました。
車を停めるような場所もなかったし、景色も橋を渡る前のほうが良かったかも。
同じようにレンタカーでシューパロ湖見学をしているカップルがいて、彼らは林道の先に向かって行きましたが、少ししたら引き返してきました。
車だと、先へ行くほど湖が見えなくなってしまうかもしれません。
時間も天気も限界のようなので、レンタカー返却のため札幌に戻ります。
1時間ほどのシューパロ湖見学でしたが、当初の予定には含まれていたなかったので、行けただけでも満足です。
今回の旅行では野生動物との出逢いがなかったため、最後の最後にキタキツネに出逢えたことも印象深かったです。
おさらい
新旧の白銀橋、手前左側には水没した道路
曇っていたので新旧のアーチが写真に映えず残念ですが、大雨で観光できないことを思えばどうってことはなく。
4泊5日の北海道☆空知の炭鉱遺産めぐり旅行記はこれにて終了です。