中古で手に入れた夏油傑のアロハシャツ。
夏のお散歩ツーリング服として楽しんでいたが、まとわりつくのはハワイアンバニラめいた謎の香り。
洗濯しても消えず、タンスに入れれば他の服まで巻き添えに。
部屋に吊るせば、窓を閉め切ったエアコン空間を不機嫌にする始末。
正直、着るより先に”匂い祓い”が必要な一枚でした。
それは洗剤か、柔軟剤か
過去にも、強烈な香りの洗剤で不快な思いをしたことがあった。
ネットを覗けば、「古着の残り香が取れない」と嘆く同志たちの声。
おそらく、アロハの匂いの正体は、洗剤か柔軟剤のどちらかと予測。
さらに、「服に染み付いた柔軟剤の香りを食器用洗剤で消せる」という情報を発見。
猛暑で窓を開けられず、室内テロリストと化したアロハの残り香。
一刻も早く鎮静化すべく、匂い消しの実験に踏み切りました。
手軽で簡単|食器用洗剤つけ置き方法
基本の手順
①バケツに40℃くらいのお湯を入れ、食器用中性洗剤を投入(量は適当)。
②服を入れてしばらく放置。
③匂いを確認し、取れていれば軽くすすいでから洗濯機で洗う。
④取れていなければ同じ工程を繰り返す。
今回は3回実践。
1回目
キュキュット マスカットの香りを使用
除菌タイプの食器用洗剤で約2時間つけ置き。
多少、色落ちしたものの、匂いはかなり和らぎ、タンスに収納できるまでに。
ただし、完全な無臭にはならず。
ちなみにアロハ生地は綿52%、レーヨン48%の混紡。
2回目
ちょっと色落ちして青が弱まったかも
完全無臭を目指し、今度は色落ちを回避するため、除菌タイプではない食器用洗剤(キュキュット ハンドマイルド)を購入。
半日ほどつけ置きしたが失敗だった。
色落ちはほぼなかったが、食器洗剤らしき香りが服に上書きされた印象。
3回目
再び除菌タイプの食器用洗剤で20分ほどつけ置き。
色落ちが気になるため、様子を見て短めに切り上げた。
色落ちはほぼなく、匂いも軽減された印象。
結果:色落ちと匂いの狭間で
初回のつけ置きでは、多少の色落ちがあったものの、残り香は大幅に軽減。
完全無臭とはいかなかったが、部屋を支配するような強烈さは弱まり、洋服ダンスにも収納できた。
結論としては──
「除菌タイプ×短時間のつけ置き」が最も効果的だった。
今回は“マスカット香”で妥協したが、次回は無香料タイプで試してみたい。
一方、非除菌タイプの食器用洗剤は、香り付きに加え、長時間のつけ置きが逆効果に思えた。
本当は「無香料かつ非除菌」が理想だったが、出かけた店舗では見つからず。
ちなみに──
2回目のつけ置き後、今年最後の着納めだと思い、アロハを着てバイクに乗った。
ただ、大量の汗をかいたせいか、写真撮影中に残り香が蘇る瞬間があった。
消えたと思っていた呪いは、想像以上に手強そう。
おわりに
今はタンスに収納できる程に弱まった残り香だけど──
服の素材、使用する食器用洗剤、つけ置き時間による影響もあると感じた。
初回の色落ちには少し焦ったが、「匂いを消したい!」という気持ちが勝り、様子を見ながら続行。
完全無臭を目指すには、もう少し試行錯誤が必要かも。
今夏の匂い祓いは一旦ここで終了だけど、新たな挑戦が加わり次第、追記する予定。
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夏油アロハの残り香に気付きながらもバイクに乗った記録です。詳細はメモ文にて。あわせてどうぞ。