2014年10月11日、購入から21年目のビラーゴ250の記録です。
河川改修で姿を消した戦争遺跡「第二海軍技術廠(しょう)牛尾実験所跡」を見学するため、獣道を上がろうと決心した前回の続きです。
海軍牛尾実験所跡に潜入
獣道を少し上がって振り向くと、バイクを走らせてきた道に加え、大井川と第二東名がよく見えました。
ぢつはこの頃、風景メインのバイク写真に憧れており、「これはチャンスだ!」と思ったのですが、ただ撮っただけなのでバイクの存在が全く分からない写真になってしまいました。
軽く息切れしつつ、獣道を登り切ろうと最後の一歩を踏み出した時、突然目の前に広がったコンクリートの跡地に驚きました。
戦争遺跡として残っているのは建物の基礎だけなので、興味のない方には極めて退屈な場所かもしれませんが、強力な電磁波を発射して米軍機を撃墜することを目指して作られた巨大パラボラアンテナの台座間から眺める大井川は、ひと味違った美しさを感じました。
建物の基礎だけだと大きさの規模が分かりづらいので、一緒に来た旦那とお互いを記念撮影。戦争遺跡でじゃれ合っていたわけではありません。
パラボラアンテナの台座と記念撮影
当時のコンクリート基礎を前に閃いた事
海軍牛尾実験所は、太平洋戦争末期という物資不足の時期にしては、良質なコンクリートが基礎として用いられたそうです。
写真データには、コンクリートの状態を撮影したものが何枚もあるのですが、ここで紹介すると画面右上の✖ボタンを押されてしまいそうなので今回は省略。
見学中、眺めは良いし、良質なコンクリートがもたらす過去の贅沢な空間に「空き地で踊りを練習している高校生にお勧めな場所だな!」と閃き、思わず怪しいダンシング。
ダサ服装に加え、ポージングも昭和っぽいのは軽く流してください。出掛ける前まで体調がイマイチだったので服装に関しては投げやりになっていました。
写真で時代を感じたい!
2018年の夏は「平成最後の夏!」なんて言葉で特別感が煽られている感覚があるのですが、個人的には「だから何だよ?」って感じであります。
ただ古い写真や映像で時代を感じることが大好きな私にとって、昭和っぽいものは何となく分かるものの、平成っぽいものって今のところよく分かりません。平成が終わってしばらく経過すれば、平成っぽいものが分かるようになるのでしょうか。。。?
ちなみに最近時代を感じたのは、テレビで「はぐれ刑事純情派」の再放送を見た時でした。
出演者の服装やメイクや髪型に昭和とは異なる時代を感じたのですが、戦争遺跡でポーズを取る自分にも似たような感覚を覚えました。
4年という月日で時代を感じるには早いような気がするので、自身の写真を撮るのなら、もう少し服装に配慮が必要かと改めて思いました。
戦争遺跡から眺めるバイク写真
獣道を上がる途中で挑戦した風景メインのバイク写真は、バイクの存在が全く分からなく終わったにも関わらず、帰り際にも再挑戦してみました。
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ /
来たとき同様、バイク写真というよりはただ撮っただけの風景に終わってしまいました。バイクはいちばん右端にある緑のフェンス近くにあります。
2014年当時はこれが精一杯でしたが、今ならもう少しマシな写真が撮れそうな気がします。
そう思えるだけでも、素敵なバイク写真を目指している私にとっては進歩があったという事にしておきます。リベンジ出来ないのが残念ですが。。。
戦争遺跡からのバイク写真は失敗に終わったので、最後は第二東名と記念撮影して帰宅しました。
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ /
海軍牛尾実験所跡地
所在地:静岡県島田市牛尾 Google マップ
既に解体されておりますが、参考として現存した所在地を掲載しております。