
秋らしい気配はあるけれど、写真を撮るにはまだ暑い。
それでも、この月の日常をバイクと一緒に撮り続けてきました。
茶どころ静岡を走る原付二種「YAMAHA SR125」。
以下、2017年から2025年にかけての記録となります。
夏の名残から秋の入り口へと向かう風景、一緒に味わっていただけると幸いです。
SR125、9月を巡る
黄金色の稲穂


同じ稲穂でも、見せ方ひとつで秋の趣きが変わる(2017年撮影)
ジニア+沈下橋のような橋

季節を語らぬ橋と川と電車──
ジニアだけが9月を告げる(2021年撮影)
芙蓉(夏~秋の花)

芙蓉が咲いても、空が鈍くちゃ絵にならない(2025年撮影)
ツルボ(晩夏~初秋の花)

ありふれた風景こそ残す価値がある。
野花と共に刻んだセルフスナップ(2021年撮影)
葛(くず)の落ち花


紫と枯れ茶が交わる足元──
秋の始まりは地面に落ちていた(2020年撮影)
台風前の海辺


奥の波は荒れ、足元の水は静かに濁る。
台風前、景色は二つの顔を見せていた(2018年撮影)
パンパスグラス


草は空へ、バイクは路上へ。
ぬるい飲み物さえ、残暑の証だ(2022年撮影)
桜の黄葉


まだ夏なのに、桜の葉だけが黄ばみはじめていた。
それからひと月後──
夕陽は低くなり、葉の色も深まっていた(2024年撮影)
収穫と稲束


稲は刈られ、束ねられる。
その営みを、ただ静かに眺めていた(1枚目:2021年、2枚目:2018年撮影)
ヒガンバナ


赤い花は火のごとく、白い煙は田を包む。
季節の火種は、まだ足元に残っている(1枚目:2023年、2枚目:2019年撮影)
夕暮れ空

間に合わなかった夕陽。
雑草が揺れ、ひっつき虫が秋を告げていた(2025年撮影)
以上、9月のバイク写真でした。今後のバイク風景もお楽しみに。
あとがき
今回で2度目となる、9月のバイク写真まとめ。
残暑が年々厳しくなり、かつての9月とは印象が変わってきました。
今年は特に、限りなく夏に近かった。
それでもやっぱり、バイクと一緒に秋らしさを探したい。
悩ましい季節ですが、この記録はこれからも続けていきたいと思います。
note版|9月のバイク写真
「9月のバイク写真マガジン」として、6本の記事をnoteに投稿しました。
今回の記事をベースにしていますが、写真や内容は少しアレンジしています。よかったらご覧ください。
<初投稿:2024年9月30日>
























