2020年2月20日、2年ぶりにレタスのビニールトンネルを絡めたバイク写真撮影に挑戦したく、SR125でレタス畑に行ってみました。
レタスのビニールトンネルは冬の風物詩的な風景のため、写真を撮るとなると冬から春先という寒い時期に限られます。
今年は暖冬だったおかげでチャンスはたくさんあったのですが、何となく見送ってしまい、この日を逃すと今年の12月までお預けかも。。。と思い、ようやく出掛けた次第であります。
良さそうなレタス畑を見つけて近付いたところ、周辺はビニールトンネルが撤去された畑が多く、残っていたビニールトンネルも中のレタスは既に収穫済みのようでした。
今回はレタス畑の終盤とも言える状況と曇り空で、如何にバイク写真撮影を楽しんだかをテーマに書き進めていきたいと思います。
ビニールトンネルの長さを撮りたくて
過去にビニールトンネルとバイク写真を撮った場所は、広い畑ではなく撮影場所も限られていたため、ビニールトンネルの長さを表現したバイク写真を撮れませんでした。
そのため、今回はビニールトンネルの特徴とも言える長さを含めたバイク写真を撮ろうと張り切っていたものの、どうしても周辺の民家や倉庫・茶畑の防霜ファンや電柱がバイクと重なってしまい、思うように撮れませんでした。
バイクの位置を変えたりもしましたが、徒労に終わった感が強かったです。
多少は広いレタス畑を見つけ出したつもりでしたが、ビニールトンネルの長さを撮るなら更に広いレタス畑を探すか、周辺のビニールトンネルが撤去される前に出向く必要があったかもしれません。
それでも、以前から撮りたかった位置から挑むビニールトンネルとのバイク写真撮影は新鮮で楽しく感じられました。
レタス畑の持ち主である農家さんが来たら邪魔になると思い、いつでもバイクに戻ってこれるよう畑周辺を小走りで駆け巡り撮影ポイントを頑張って探しました。
今回はレタス畑周辺を走り回った事で、日頃の運動不足が多少は解消されたような気がしました。
写欲をエサにした望遠レンズ持ち出し作戦は運動嫌いな私には効果的で、もうしばらく活用させていきたいと思います。
少し離れた場所にいた農家さんからは怪しさ満点だったかもですが、そんな状況も個人的にはエキサイティングでありました。
春の野草とのバイク写真撮影を楽しむ
ビニールトンネルとSR125のベストポジションを探っている間、足元の野草がすっかり春めいている事に気付かされ。
ナズナやホトケノザ、たんぽぽやオオイヌノフグリなどがひっそりと咲いており、まだ2月だということを一瞬忘れさせてしまう感覚を覚えたり。
冬でもバイク乗車できちゃう静岡なので、案外毎年2月下旬頃には上記に挙げた草花がひっそり咲いているかもですが、今年は実家で既にムスカリの花を見かけたのでやっぱり暖冬だったと思います。
ビニールトンネルとのバイク写真は途中で諦め、春の野草との写真撮影も楽しんでみました。
曇り空を楽しみたい
普段は青空の快晴日にバイク乗車することが多いですが、この日は曇り空だったので行き先はレタス畑に決定。
レタス畑に向かう前、満開の早咲き桜に出逢った時は曇り空を恨めしく思ったりもしましたが、テレビでとある映画を見たら、曇り空の写真を積極的に撮りたくなりました。
曇り空の風景が美しい映画「影の軍隊」
2月から3月にかけて、BSで戦争映画が続けて放送されており「影の軍隊」もその中の一つでした。
あらすじや内容は割愛しますが、1969年のフランス映画です。
最初は古い映画で全く期待していなかったのですが、独特の映像美に惹かれて2回も見てしまいました。
映画の地味で暗い雰囲気に相まった曇り空の風景がどれも印象的で、曇り空を背景にした写真を撮りたくなってしまうほどでありました。
映画の映像は青っぽさがあるせいか、個人的にはオリンパスカメラのアートフィルター「デイドリーム」を感じさせ。
デイドリームで撮ると、青っぽい女子カメラ風な写真が撮れますが、人物を撮った日にはすごく顔色の悪い人になってしまうので、私自身はあまり使いこなせておりません。
ちなみに今回の記事での写真は全て「デイドリームⅡ」で撮りました。
デイドリームⅡは、青っぽさではなく黄色っぽさが乗っかる感じなので、今回のような曇り空の畑には相性が良さそうかと思い試してみました。
以前は初期の必殺シリーズ(時代劇)を見て写真撮影時のイメージを膨らませていましが、必殺シリーズ以外では久々の映像美を感じた映画だったので書き留めてみました。
写欲が高まったところで今回のバイク写真撮影ポイントをまとめると、以下のような内容となります。
- 曇り空を活かせる風景をイメージする
- その時の状況と相性の良いアートフィルター選びを楽しむ
- 過去の良質な映像は写真撮影時の閃きに役立つ
いつか「影の軍隊」の映像を意識したバイク写真撮影に挑戦してみたいと思います。