19世紀フランスのバラ窓「聖母マリアの生涯」
2022年7月18日、バイクで静岡県掛川市にある【ステンドグラス美術館】に行ってみました。
見学した感想は、小さな美術館ながらも展示作品は貴重なものが多くて美しかったです。
ステンドグラス好き、宗教画に興味があれば楽しめる場所だと思います。
今回は我流の楽しみ方もふまえた【掛川市ステンドグラス美術館】のレポートとなります。
前回記事、モーニング目当てで立ち寄った喫茶店「珈琲紅茶専門店ZAPADA(ざぱだ)」からも程近く、せっかくなので立ち寄った次第であります。
【掛川市ステンドグラス美術館】の展示作品
「聖母子(エッサイの樹)」1900~1910年頃 イギリス
「善き羊飼い」1880~1900年頃 イギリス
展示作品は、19~20世紀初頭のイギリス・フランスで制作されたものがメインとなっておりますが、イギリスのものがほとんどです。
実際の教会などに使われていた本格的なコレクションのため、キリストやマリア、聖人たちが描かれた内容が多いです。
館内は比較的空いており、ゆっくり見学しても30分ほどで済んでしまうかも?
入館料は500円、写真撮影可能です。
ただし、ステンドグラスに触れるのは禁止です。
推し探しを楽しむ
「聖レオ」1900~1910年頃 イギリス ハーバート・ブライアンズ工房
聖人パネル
左:カンタベリーの聖アウグスティヌス
中:聖マタイ
右:聖フィリポ
イギリス クレイトン&ベル工房 イギリス中部レスターのセント・マシュー教会の窓
美術館としては、受胎告知やマリアの生涯が描かれた作品が見どころかもしれませんが、信者ではない私は理解できない内容も多いです。
そんな私の楽しみ方は、推し聖人探し!
個人的に、杖系を携えた聖人が好みです。
あとは、初めて見る聖人は新鮮ですね!
ちなみに、聖人パネル左側の聖アウグスティヌスに関しては、お召し物の紫色がとても美しかったです。(写真では紫色が撮れませんでした)
「カンタベリーの聖アウグスティヌス」1908年頃
ステンドグラスなので、時間帯や季節によって見え方が異なると思います。
出掛けたタイミングで、際立っている作品(聖人)と出会える楽しみがあるかと感じました。
ミカエルはいなかった
「バンドロールを持つ天使」1880~1900年 イギリス ヒートン・バトラー&バイン工房
ちなみに、私の一番の推しは大天使ミカエルです。(正確にはミカエルに踏まれている悪魔が好き)
掛川市ステンドグラス美術館にミカエルはいなかったけど、大天使ガブリエルはいました。
ガブリエル好きさんは是非!
宗教画以外の見どころ
9時の開館と同時に入館すれば、暑さが本格的に厳しくなる10時前にはバイクで撤退できるかな~といったプランでした。
冬だったら寒さしのぎにもなるかも?
宗教画以外では、テクスチャの異なる格子状のガラスが美しかったです。
壁に貼り付くヤモリの如く見入ってしまいました。
ミュージアムショップのオススメ土産
ささやかなミュージアムショップがあり、ステンドグラスモチーフのブックマーカー・一筆箋・手鏡・コースターなどが販売されていました。
個人的に購入を迷ったものが1つありました。
『19世紀イギリスの名品「ステンドグラス 至宝の光」掛川市ステンドグラス美術館コレクション』です。
「聖レオ」が気になり立ち読みしたら、エピソードが興味深く、他の作品についても読みたくなりました。
レビューも高評価で購入を迷っています。
掛川市ステンドグラス美術館の周辺
駐車場があったのでバイクで乗り込んでしまいましたが、大日本報徳社見学目的なら大丈夫な感じでした。
大日本報徳社の大講堂は、200円で内部見学ができるとスタッフの方が教えてくれました。
他の建物は外観のみの見学ならば無料のようです。
大講堂内部以外のレトロ建築をサクッと見学しましたが、夏は陽射しを遮るものがないので暑かったです。
もう少し涼しくなったら、改めて出直したいと思いました。
以上、掛川市ステンドグラス美術館と周辺のレポートでした。
掛川市ステンドグラス美術館
所在地:〒436-0079 静岡県掛川市掛川1140−1