2021年1月15日、里山の鳥居めぐり(下記参照)途中に立ち寄った誰もいない公園にて、バイク(オートバイ)とのセルフポートレートに挑戦してみました。
最初はバイクと水仙だけを撮って立ち去るつもりでしたが、初めての水仙とのバイク写真撮影に興奮し、自分も飛び入り参加した次第であります。
今回は限られたフレーム内に無理やり入り込んでいくスタイルだったため、ポートレート的な写真になってしまいました。
文章ではちょっと分かりづらいので、実際に写ってしまった写真を例に、反省点やお勧め小道具など、気付いた点を思うままに書き留めてみました。
バイク写真・乗り手がいなけりゃ始まらない
白いぼやけた花は水仙です。
ちょっと強気な見出しですが、2021年は人物を入れた季節感あるバイク写真を撮りたく思い、少々面倒でも練習がてら三脚を使ってセルフ撮影に挑戦する目標を立てたので実行しました。
撮影した状況は、ヘルメットを置いたベンチの奥は斜面になっており、下には川が流れております。
少しでもカメラ位置をずらすと柵や電線など写したくないものが入り込んでしまうため、撮影位置や距離が限られてしまい、手持ちでなんとか探し当てたポジションが上写真となります。
水仙の存在が二の次になってしまいましたが、場所的に難しかったので今回は良しとしました。
以前なら上記写真が撮れたところで満足していたと思いますが、今年は更に踏み込みます。
割り込みポートレート開始!
三脚を利用して、自分が入り込むスペースを考慮したベストポジションを叩き出したら撮影開始です。
使用したカメラはオリンパスのミラーレスです。(OM-D E-M10 MarkⅡ / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R)
撮影枚数の多いインターバル撮影にしようか迷いましたが、たくさん撮っても変わらないと思ったのでカスタムセルフタイマーにしました。
撮影枚数はMAXの10枚、撮影間隔は2秒の設定を3回繰り返してみました。
その中で試した自分のポジションは以下の4つとなります。
①ベンチに座る
②ベンチの前に立つ
③ベンチの奥に立つ
④ベンチに寝そべる
実際に撮れてしまった写真を例に、気付きや反省点を書き留めてみました。
①ベンチに座った写真
いちばんポートレートらしい写真だったのですが、顔がはっきり写りすぎているため、現時点でのブログ公開は出来かねます。
過去にバイクや乗車姿を散々晒しているので何をいまさら!と言いたいところですが、写真での自分の姿の割合が大きすぎて恥ずかしい。
普段は遠目のセルフ撮影が多いせいか、縮小しても顔がはっきり判るまでに写った自分の写真に圧迫感すら感じてしまいました。
最初は旦那の反応を確かめてのブログ掲載も考えたのですが、残念なことに現在旦那は私の写真には見向きもしません。
その前に別の写真を見せたら大笑いされ、挽回のつもりで今回非掲載の写真を見せる作戦だったのですが、バイク女子気取りのポートレートを自ら「これも見て♪」とは恥ずかしくて言えませんでした。
そのため狭い室内にて、自分のポートレートをPC画面に出しっぱなし状態にして旦那の様子を伺ったのですが、視界に入っているはずなのに思いっきりスルーされてしまい、写真を見てもらうのは諦めました。
スタンプやモザイクで顔を隠してまで公開する気もなく、個人的にそういう写真は嫌なんです。
顔出しに抵抗を感じる個人ブロガーには、ポートレート写真は公開する場所が無いに等しく、公開する場所がなければ撮影頻度も少なくなりがちです。
ただ、写真を通して自分自身を客観的に見れたことは確かなので、人物を入れたバイク写真を目指す私にとって、セルフポートレートは練習としては良かったと思いました。
アラフィフなので距離の近いポートレートは自分でも「!!??」と感じることはありますが、セルフ撮影からほとぼりの冷めた12年後くらいなら、「あら若いわね。。。」と思えて今より恥ずかしさは軽減していることを期待したい!
現時点では公開できないポートレート写真、秘仏みたいに何十年後の公開も面白いかも。。。?と感じた次第であります。
以下より写真付きの撮影例となります。
②ベンチの前に立った写真
前述の①写真での圧迫感と、低いベンチに座っているせいか、服を着込んで太って見えるのを解消するため立ってみたところ、頭が切れてしまいました。
何となく予想はしていたけど、カメラ位置も距離も変えられないから仕方なし。
バイクと水仙だけで精一杯のところに、強引に人物を入れようとした結果がそのまま表れたという感じでした。
イリュージョンちっくな③④写真
③④写真に共通しているのは、イリュージョンの体の切断マジックみたいなところかな。。。
③写真は前述の通り、ベンチの奥は斜面になっているため、どうしても体がパツン!と切れたように写ってしまいます。
ベンチより奥に移動したのは②写真で頭が切れてしまったからですが、今度は下半身が切れてしまいました。
最後はベンチに寝そべってみましたが、イリュージョンちっくになってしまうのは変わりませんでした。
ちなみに④写真、私のイメージでは、「ツーリング途中にベンチで昼寝をするバイク乗り」を気取っているため目を閉じておりますが、目を開けたカメラ目線バージョンでは旦那に「これはラッコだ!」と笑われました。
茶色いジャケットと白いヘルメットを抱えた様子が、ラッコが貝を割るイメージに直結したようです。
まさか自分がラッコになるとは想像もつきませんでしたが、この展開こそが素人によるセルフポートレートの面白さではないかと思いました。
割り込みポートレートを実践して
4つのパターンで自分がバイク風景に入り込んでみた結果、②から④へと足掻くほどポートレートとは遠ざかっていく感覚がありました。
③以降では人物は二の次になってしまいました。
掲載できなかったけど、やっぱり最初に狙った①写真がいちばんポートレートらしかった!
もしまたバイクとのセルフポートレートを試す際は割り込みではなく、人物にも配慮した距離で試したいと思います。
おわりに
バイクポートレート時にお勧めな小道具を紹介します。
小道具と言ってもわざわざ用意する必要はありません。自分が被っていたヘルメットを抱えるだけであります。
私自身、普段は被ったまま写真撮影をしているので、ヘルメットを抱えて写真を撮るという概念はなかったですが、ポートレートの場合は抱えたほうが手持ち無沙汰にならず、写真的にもバイク乗りらしさが高まる気がしました。