2014年10月19日、購入から21年目のビラーゴ250の記録です。
春に風邪をこじらせたのと、前年から続くめまい感が気になり、初夏から秋にかけては旦那の運転による二人乗り続きでしたが、この日はバイク乗車日和な気候も手伝ってか、ようやく単身乗車をするまでに気力が復活。
今回は、抜里駅へ向かう途中で見かけた謎の行列と、無人駅へ向かった理由について書き留めてみました。
商店街で同じビラーゴ乗りと遭遇
10ヶ月ぶりのへっぽこ運転のため、軒下からバイクを出そうとする時点でバランスを崩して転倒寸前でした。
なんとか持ちこたえたものの、久々の運転はやはり緊張してしまい。。。
燃料補給のため、スタンドを探しがてら走行中、商店街にて謎の行列を発見。
縁起が良さそうだったので、わざわざ引き返して見学しちゃいました。
新住職をお祝いする行列は写真以上に華やかで、周囲には正装した檀家らしき方もおり、その中に居たおじさんに声を掛けられました。
「そのバイク、ビラーゴ250? 97年式?」
ビラーゴ250に間違いないが、私のビラーゴは93年に購入した事を伝えると、隣りにいたおじさんの奥様も「あんたが壊したバイク?」と会話に加わり。
おじさんが「違うよ! 俺が今乗ってるバイクよりもっと古いバイクだよ!」との返答に「え~! すっごいキレイ~!」と予期せぬお言葉。
20年以上放置気味のサビサビバイクを褒めて頂き、こちらは嬉しい半面恥ずかしさの方が勝って赤面状態でしたが、奥様の「あんたが壊したバイク」発言に車いじりばかりしていた兄を思い出してしまいました。
実家にいた頃、車いじりが趣味の兄は暇さえあれば車を触っており、こちらが車いじりなんて表現をしようものなら「ピット作業だ。」と言い直され、己の趣味の時間を神聖化するほどの熱中ぶりでした。
手先が器用だったので時には感心する事もあったのですが、やはり素人が行った作業ゆえに壊れてしまった場面も何度か見ておりました。
趣味のマシン好きが高じてぶっ壊すまでいじっちゃうというのは、兄に限らずこのおじさんにもあったのかなぁ。。。なんて思ったり。
度々自らぶっ壊した車を前に「バッカヤローがぁぁぁああ!」と叫んでいる兄を、一緒にいる家族は冷めた目で見ており、「また発狂してるよ。」なんて面白がっておりました。
そんな事を思い出しつつ、おじさんの「バイクは古いほどいいんだよ。」というセリフに、ベテランの貫禄をちょっぴり醸し出せたような気分になって、ご機嫌で商店街を後にしました。
行き先に悩んだらローカル駅
その後、セルフスタンドへ入っておきながらほとんどの作業を手伝ってもらい、目的地である無人駅に無事到着。
抜里駅を目的地にした理由は、10ヶ月ぶりのバイク乗車でどこに行こうか悩んでいたところ、バイクでローカル駅巡りをしている方のブログが目に留まり、バイク乗車途中に食事や観光もしない自分には理想的な目的地かと感じて真似した次第であります。
ローカル駅って旅情感があるし、タイミングが良ければ列車が通過する様子も見れます。
無人駅ともなれば、一人でのバイク写真撮影には打って付けの場所かと思ったり。
ひと気のない駅舎とバイクとの写真撮影を思う存分試みようと張り切っていたのですが、駐車場には途中の山道で私をぶち抜いていったコンパクトカーの持ち主と思われる男性が既に駅舎周辺を動き回っておりました。
次回に続きます。
抜里駅
所在地:〒428-0106 静岡県島田市川根町抜里 地図