2015年5月31日、購入から22年目のビラーゴ250の記録です。
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ /
正月に旅先で体調を崩し、帰国後に診察の成り行きで体調不良とは関係なさそうなほくろ除去切開手術を受ける展開となってしまい、前年同様にバイク乗車意欲が低いままビラーゴを旦那が始動させました。
ちなみに1年前の2014年もビラーゴの走り初めが5月末という同じ日付でした。
どれだけバイク乗車意欲が低いんだよ!と思いつつも、当時は自分でも放置気味のバイクをどうして良いのか分かりませんでした。
この日も乗車したくても身体がだるくて家で眠っていたい気持ちの方が大きかったのですが、バイクを始動させたことで何とか気持ちを奮い立たせ、旦那の運転による二人乗りという手段で出掛けた次第であります。
体は疲れていたが写真意欲は復活
二人乗りで向かった先は、静岡空港東側の展望台。
「だいだらぼっち広場」とも呼ばれ、進入灯を通過して空港へ着陸する飛行機の様子が楽しめます。
日曜日の昼間だったせいか、辺鄙な場所にも関わらず広場で寛いでいる方がちらほらと。
人が居るって事は飛行機が来るかも?
そわそわしている我々に、隣りに停車していたおじさんが教えてくれました。
「来たよ。」
当初はおじさんに対し、家に居場所がなく、車内で昼寝して時間つぶしをしているかと勝手に想像していたのですが、「来たよ。」のセリフと同時におじさんは高級カメラを片手に颯爽と車外へ。
天敵に襲われたエビのような素早い後退で、カメラを構えてスタンバイ。
思わずおじさんの動きに見とれてしまった。。。
手にした黒カメラがサイコガンに見え、俊敏な動きが昔見たアニメ「スペースコブラ」を連想してしまい。
普通のおじさんがスペースコブラに見えちゃうなんて、やっぱり私は家で寝ていた方が正解だったかもしれません。
おじさんは赤いピチピチのスーツを着ていたわけでもなく、そんなアホな妄想をしていたせいか飛行機をなかなか見つけ出せず、ようやく確認できた時はすっかり撮影タイミングを逃しておりました。
私が撮った飛行機写真なんて宇宙の塵みたいなものなので撮れなくてもいいのだけど、この日はビラーゴ22年目の始動日!
出掛けるまでは少々ぐったりしていましたが、いつの間にか飛行機とビラーゴの記念撮影に挑戦する意欲が湧き上がったものの、飛行機がいちばん大きく撮れたのはこちらのみ。
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ /
普通のおじさんがスペースコブラに見えてしまった状況での当時の精一杯写真でした。
ちなみに富士山静岡空港だからFDAの飛行機の方が良かったかもと欲が出たりもしましたが、その後、3機の飛行機が通過したもののFDAの飛行機は狙いを外して1枚も撮れませんでした。
写真撮影している様子は滑稽なのか
頭上を通過する飛行機はダイナミックだったけど、あっという間に通過する飛行機を絡めたバイク写真は難しく、イメージ通りにはいきませんでした。
最初の飛行機通過を教えてくれたおじさんは写真を撮るとすぐに撤退。
次にビラーゴの隣りに停車したのは白い軽トラ。
ビラーゴと飛行機の記念撮影に没頭する私を面白そうに眺めるおじいちゃんの存在をなんとなく感じておりました。
バイクの傍らで跪いて写真を撮っている様子は、周囲の飛行機撮影者と比べると滑稽だったかもしれません。
飛行機が去るとこう聞かれ。
「写 真 は 上 手 に 撮 れ ま し た か ?」
難しくて上手に撮れなかった事を伝えると、言葉にしたせいか気持ち的にも飛行機への執着は消え、被写体をビラーゴに切り換え。
今後のバイク乗車に期待して、練習がてらビラーゴ写真を撮っていたら、おじいちゃんはまだ車の外から面白そうにこちらを伺っており。
この際、おじいちゃんのシルエットも入れてしまえ!と思って撮ったのですが、お家で確認したらその姿がない。。。!
OLYMPUS E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ / ドラマチックトーン
撮ったつもりが写ってないと「え!」と思いますが、右側のウインカーにおじいちゃんの帽子が写っていたので一安心。
天気が良くて液晶が見づらかったので、偶然にもおじいちゃんとバイクが重なってしまったようでした。
撮影場所:だいだらぼっち広場
所在地:〒421-0411 静岡県牧之原市坂口(地図)