2020年4月8日、前週に続き、SR125でまたしても茶畑に行ってしまいました。
私が狙っている新芽の生え始めたばかりの茶畑は終わってしまったため、今度は新緑の茶畑とのバイク写真を求めて出掛けた次第であります。
前週の茶畑アタック⇒バイクで茶畑の新芽を探しに行く
結果として、この日の茶畑でのバイク写真撮影は途中撤退を余儀なくされ、中途半端に終わりました。
今回はバイク写真撮影における注意点や、運が良ければ出会えるモノラックや茶畑の苔の魅力について書き留めてみたいと思います。
モノラックのある茶畑
モノラックは産業用モノレールのひとつで、主な用途は農作物を運搬するためであります。茶畑やみかん畑の多い静岡県では目にする機会が多いです。
父親の実家で見慣れていた私は子供の頃からモノラックに乗車したくてたまらなく、一度だけ伯父が乗せてくれた時は興奮のあまり昇天しかけ、未だにモノラックを含めた農業用モノレールを見かけると、条件反射で悦に入る癖が治りません。
今回見かけたモノラックは、レールが直線タイプでありました。(曲線タイプもあります。)
下から眺めると空に向かっていく感覚が味わえそうで、猛烈に乗りたくなってしまいました。(乗れないけどね。。。)
前述の通り、モノラックは茶畑やみかん畑で目にする事が多いですが、最近は老朽化して機能しているかが不明なものが多い中、今回目にしたモノラックは比較的キレイで現役感を放っているのが印象的でした。
モノラック(写真中央)のある茶畑にて
大好きなモノラックについては、以下の記事でも紹介済みです。
⇒夏の伊豆【筏場のわさび田】へ行ってみた
モノラック独特の存在感、モノラックへの乗車願望、モノラックのレールに美しさを感じているのは自分だけではないはず。。。! だと思っております。
茶畑の苔
今回出掛けた茶畑は、初めて行く場所であります。
先の見えない小道を恐る恐る入り込んだところ、思わぬ出逢いがありました。
上写真の苔であります。
なぜか部分的に水が滲み出ており、そこを中心に生き生きとした苔ワールドが広がっていました。
茶畑って密かに苔の宝庫で、たまに小道などに高級絨毯みたいな美しい苔がひっそりかつ大胆に生えていることがあります。
苔とのバイク写真を何とか収めようと試行錯誤しているうちに、お茶農家さんの軽トラが近くに停車。
農作業の邪魔になってはいけない思い、苔との納得の行くバイク写真はお預けとなってしまいました。
苔の場所は覚えているので後日出直そうかと思っているのですが、その時に今回と同じ最高の状態であるかは神のみぞ知るといったところです。
苔とのバイク写真撮影を逃した理由
苔の近くにも大好きなモノラックがあり、茶畑写真を撮るには素敵なポイントでした。
いつもの癖で、苔撮影は最後のお楽しみとして焦らしていたのが裏目に出ました。
天気の良い日にバイク乗車することが多い私にとって、最高の苔と出逢う確率はかなり低く、この日は苔を優先するべきだったかもしれません。
本格的な茶積みシーズンに入ると、茶畑ではお茶農家さんの作業頻度も高くなるため、茶畑でのバイク写真撮影はそろそろ限界かもしれません。
お茶農家さんの邪魔にならないよう、茶畑でのバイク写真撮影は撮りたいものをサクッと撮って素早く撤退することを心がけたいのですが、その前に撮影地である茶畑のリサーチは必要かつ重要で、今回はプチリサーチといった具合で終わってしまった感じです。
モノラックあり、苔あり、通路は狭いけど坂は少ない素敵な茶畑だったので、茶積みシーズンが落ち着いたところで再リサーチを目論んでおります。
悔まれる失敗
2020年に入ってからは日頃の運動不足を解消するため、望遠レンズを持ち出して嫌でも歩かざる状況を作り出す写真撮影を実践中。(望遠レンズはオリンパスのミラーレスに付いていたM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rです。)
そんな理由で、望遠レンズでも撮れそうな茶畑を今回見つけ出したつもりでしたが、実際に足を運ぶとやっぱり広い茶畑を望遠レンズで撮るには厳しかったです。
そんな事もあろうかと、この日は【フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980】を久々に持参したのですが、望遠レンズ以上に使えなくて結局1枚しか撮れませんでした。
上写真がフィッシュアイで撮った写真ですが、この位置から少しでも動くと電線が入ってしまい、わざわざ持ち出した意味が無かったことに意気消沈。
更に悔まれるのが、普段愛用しているSIGMA 30mm F2.8 DN(マイクロフォーサーズ)を自宅に置いてきてしまったことでありました。
持参していれば、フィッシュアイよりも活用できた気がします。
バイクなので荷物の軽量化を優先してしまったのと、近距離乗車ゆえの油断が出てしまいました。
旅行で二度と来れないような場所なら、最初からレンズもそれなりに準備すると思いますが、近場だとまた来れるという油断が出ての失敗でした。
近場と言えども、同じシチュエーションに次回も出会えるということは少ないです。
最近は望遠レンズがメインで30mmを使わないことも多いため、余分な荷物を減らすため無くてもいいかと思ったけど、使い慣れたレンズは撮る撮らない関係なく持参すべきだと強く感じた茶畑での写真撮影でありました。
おわりに
今回は茶畑でのバイク写真撮影における、モノラックや苔の魅力について書いてみました。
バイク写真撮影での出来事は、私個人のメモ的な内容ながらも以下にまとめてみました。忘れっぽい自分自身のためのメモであります。
- 使い慣れた定番レンズは必ず持参
- 撮りたい風景は後回しにせず最初に撮る
ぢつは使い慣れたレンズを自宅待機させて後悔したことは何度もあります。
いちばんの理由は荷物の軽量化なんですが、ここに書き留めることで二度と同じ失敗を繰り返さないようにしたいと思います。